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豆腐

読み方:とうふ

豆腐の画像

代表的な日本の食べ物の一つで、大豆のタンパク質を固めて作る白くやわらかい食品です。 製法の違いで、木綿豆腐・絹ごし豆腐などの種類に分けられます。 その栄養価も非常に高く、現在では日本のみならず世界各国の人々が愛する健康食品となっています。

特徴世界中の人々に愛される所以

日本人の約80%以上の人々が週に一度は豆腐を食べると言われています。 このように日本の食文化に深く浸透している食品の一つである豆腐は古来から長寿食と言われてきました。 それは、精進料理(※)として豆腐を食べていた僧侶や、豆腐を多く食べる習慣のある地方の人々に長寿の人が多かった為です。 豆腐が長寿の秘訣、すなわち健康に良いという事は、最近の研究によって立証されています。 豆腐に含まれる豊かな栄養素が、美容と健康に非常に効果的であると言われています。 それ故に、日本のみならず世界各国の人々に愛され食され続けています。

※精進料理…昔からお寺などで修業のために食されていた、肉・魚を用いない料理

起源・歴史中国生まれ日本育ち

豆腐が初めて日本に入ってきたのは奈良時代で、遣唐使が中国から持ち込んだのが始まりだと言われています。 当初は、寺院の僧侶の間で精進料理として食されていました。 そして精進料理の普及と共に貴族社会や武家社会に伝わり、室町時代(1393〜1572年)になって、ようやく全国的に浸透しました。 豆腐が一般庶民の食卓に登場するようになったのは江戸時代に入ってからのことで、 天明2年(1782年)には、豆腐料理の本「豆腐百珍〔とうふひゃくちん〕」が刊行され、爆発的な人気を集めました。 その後豆腐は日本食の一つとして食され続け、今日では健康・ダイエット食品としても注目される存在です。

製法にがりで固まらせる

1.水につけて柔らかくした大豆を細かく砕きます。

2.大豆を水とともに煮出し、絞ります。この時に得られる液体が「豆乳」で、絞った後のカスが「おから」と呼ばれるものです。

3.この豆乳に「にがり(※)」を加え固まらせます。

4.型に入れて水分を抜くと豆腐の完成です。

固まらせ方の違いによって「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」に種類が分けられます。

「木綿豆腐」は、木綿の布を敷いた型箱に入れて押し固めた豆腐で、表面に木綿の布目ができているものです。一般的にすき焼きなどに用いられます。 一方、「絹ごし豆腐」は、そのまま器の中で静かに固めた豆腐で、木綿豆腐のように布でこさないので布目がなくきめが細かいものです。こちらは冷奴や味噌汁などに用いられます。

この他にも、高野山で作られていた「高野豆腐」や沖縄地方の「島豆腐」など色々な種類があります。

※にがり…海水を煮詰めて食塩を結晶させた後に残る苦みをもつ液体で、豆腐を固めるのに用います。

一番人気は「煮る」!!

豆腐は様々な料理に使われます。ここで日本人の豆腐料理人気ランキングを紹介します。

1.煮る
湯豆腐、鍋料理に代表される「煮る」料理は、一番ポピュラーな食べ方です。味噌汁やけんちん汁など、豆腐やがんもどきは煮物料理の定番素材です。

2.生
夏の定番料理である冷奴に代表されるように、豆腐は生でもさっぱり美味しく頂けます。サラダに入れて食べる「豆腐サラダ」も人気があります。

3.焼く
焼き豆腐の代表的な料理は田楽です。これは豆腐に味噌だれをつけて、直火で焼く伝統的な日本料理です。

4.炒める
豆腐を炒める料理も数多くあります。麻婆豆腐が代表的ですが、いり豆腐・チャンプルーなど炒める料理にも豆腐製品は多く使われています。

この他にも揚げたり、蒸したり、その調理法は多様です。

■参考文献・ウェブサイト


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